学校説明会をオンラインで開催する学校が増えつつある昨今、手軽に開催できる手法としてYouTubeのライブ配信があります。
YouTubeはアカウントを登録さえすれば、ライブ配信をすることができます。
また、YouTubeは生徒や保護者世代で利用している人が多いので、参加者を呼び込みやすく、集客しやすいというメリットもあります。
チャット機能を通じて視聴者の質問に答えるなど相互なコミュニケーションも可能です。
はじめてライブ配信をする学校にとっては、最も活用しやすいツールだといえます。
そこで本記事では、以下の内容を解説します。
- YouTubeを通してライブ配信をする方法
- YouTubeを通してライブを配信するメリット
- YouTubeでライブ配信するときのポイント
目次
YouTubeのライブ動画で配信する方法
まずはYouTubeライブ配信の流れを説明します。
ライブ配信の手順は、次の6段階に分けることができます。
特に配信経験がない方は、参考にしてみてください。
アカウントにログインして「YouTube Studio」を開く
まずは、ライブ配信を行うアカウントにログインをし、右上のプロフィールアイコンをクリックしましょう。
そして、右側に表示されるサイドバーから「YouTube Studio」を開きます。
YouTubeのアカウントを持っていない場合は、事前にアカウント登録をしておく必要があります。
「ライブ配信を開始」を選択する
YouTube Studioを開くと、右上に「ライブ配信を開始」というアイコンがあります。
それをクリックすると配信を開始することができます。
このときアカウントの電話番号を認証をしていないと、YouTubeから認証を求められるので、事前にSMS認証を完了させる必要があります。
マイクとカメラを許可し、年齢制限の範囲を設定する
アカウントの認証が済むと、マイクとカメラの許可画面が出てくるので、「許可」を選択します。
その次は、配信タイトルと年齢制限を設定します。
学校説明会は、学生向けではありますが、児童向けではないと思いますので、「いいえ、子ども向けではありません」という項目を選択しましょう。
カテゴリーとサムネイルの設定
次はカテゴリーを設定します。
学校説明会の場合は「教育」などが該当します。
動画にサムネイルを設定する場合は、アップロードしましょう。
サムネイルを設定した方が視聴率やクリック率が上がるといわれているので、設定しておくことを推奨します。
共有URLを参加者にシェアする
次は告知したいSNSを選んで、共有用URLを参加者にシェアします。
ライブ配信することを告知しておけば、SNS経由で視聴者を集客することができます。
ここまでの流れを開始前に準備しておくと、ライブ配信開始とともに視聴者を呼び込みやすくなるのでおすすめです。
「ライブ配信を開始」からスタートする
ここまで設定ができていれば、準備は完了です。
開始時間になったら「ライブ配信を開始」を押しましょう。
実際に配信するまでの流れ、準備
前章では、ライブ配信当日の準備について説明をしました。
ここからは、当日までにやるべき事前準備として以下のポイントを解説します。
- 配信日時を設定する
- 自社サイトやSNSなどで告知する
- 何度かリハーサルをしておく
配信日時を設定する
YouTubeでライブ配信するとき、あらかじめ日時を予約しておくことができます。
予約をしておきたい場合は、配信までの設定画面で「後でスケジュール設定」という項目を必ずオンにして、配信日時を設定しておきましょう。
ホームページやSNSなどで告知する
配信日時が決まったら、ホームページやSNSなどで告知をしておきましょう。
配信日時を事前に告知しておくことで、十分な参加者を集めた上でスタートすることができます。
一方、突発的なライブ配信の場合、たまたまタイミングがあった人しか参加ができなくなってしまいます。
事前の練習をしておく
ライブ配信までに、必ず何度か予行練習をしておきましょう。
ライブ配信は、途中で音声や接続のトラブルが起きる可能性があります。
途中で配信が乱れてしまうと、視聴者の離脱につながってしまいます。
極力トラブルが起きないよう準備することはもちろん、音声や接続が乱れた際にどのように対応するかもシュミレーションしておきましょう。
特に何名かで配信をする場合は、トラブルが起きた際の連携方法を打ち合わせておくことが重要です。
また、当日話したい内容や流れを忘れてしまっても確認ができるよう、あらかじめスクリプト(台本)を手元に用意し、練習しておくことをおすすめします。
YouTubeでライブ配信をするメリットと効果
オンラインで配信を行えるツールはYouTube以外にもありますが、その中でYouTubeをおすすめできる理由は以下の通りです。
- アーカイブなど再生回数をのばせる機能を搭載している
- チャットによってリアルタイムでの質問などに答えることができる
- YouTubeの知名度が高いので参加者は集まりやすい
ここからは、以上の3つのポイントについて解説します。
再生回数をのばせる機能を搭載
YouTubeではアーカイブの保存や追いかけ再生の機能があります。
アーカイブとは配信したコンテンツを自身のチャンネルに保存することです。
YouTubeでは配信から12時間以内の動画であれば、チャンネルに保存して残すことが可能です。
つまり、当日に参加できない視聴者でも、自分の都合の良いときに後から視聴してもらうことができるのです。
また、追いかけ再生とは配信中の動画を最初から視聴することです。
例えば、配信開始に間に合わなかった視聴者も、最初から視聴できるので「途中から参加したので、内容についていけない」というストレスを感じさせずにすみます。
個人のタイミングで視聴できるので、リアルタイムで見れない参加者にも再生をしてもらうことができます。
チャット機能を活用できる
YouTubeの配信では、参加者がチャットでコメントを投稿することが可能です。
また配信者がコメントを確認することもできるので、参加者と配信者とで相互にコミュニケーションをとることができます。
この機能は、例えば質疑応答の時間などに参加者から寄せられた質問を確認し、配信者側が回答するなどの利用方法があります。
YouTubeは視聴者を集めやすい
YouTubeはツールそのものの知名度が高いので、参加者を集めやすいという特徴があります。
ZOOMなどでオンライン配信を行うこともできますが、その場合参加者にアプリケーションをダウンロードしてもらう必要があります。
一方、YouTubeは日常的に利用している生徒・保護者がほとんどなので、視聴者側も気軽に参加することができます。
また、その他のメリットとしては以下の2点が挙げられます。
- YouTubeなら普段から使っているので、気軽に参加ができる
- 会場までの交通費が不要なので、オフラインの説明会に比べて参加のハードルが低い
パンデミックの流行以来、オンラインでのイベント開催が増えています。
最初はツールを使うことに戸惑う参加者も多いですが、YouTubeであれば普段から利用に慣れているので、ハードルを感じさせずに気軽に視聴してもらえます。
YouTubeでセミナーを配信するときのポイント3つ
YouTubeでライブ配信するときのポイントとして、以下の3点を押さえておきましょう。
- 雑音の入りにくい場所を確保する
- 急なトラブルにも対応できるよう準備しておく
- 配信に必要な機材を用意しておく
一つずつ解説していきます。
配信に集中できる環境を確保しておく
YouTubeでライブ配信するときは、雑音や生活音、周囲の騒音が入らない落ち着いた環境を用意しましょう。
動画配信では、普段は気にならない音をマイクが拾ってしまうことがあります。
ノイズが発生する環境からの配信は、視聴者に不快感を与える可能性があるので避けたいところです。
音が入りにくい場所を確保して、聞きやすい環境を整えてみてください。
また、家から配信する場合は、生活感が出てしまったり、校舎から配信する場合は周囲の風景など、いろいろ映ってしまったりすることがあるので、要注意です。
余計なものが映っていると、参加者の集中を妨げてしまうので、シンプルな背景を心がけましょう。
- 雑音や生活音が入らない環境で配信する
- 背景に余計なものが映らないようにする
急なトラブルにも対応できるようにしておく
ライブ配信中に音声や回線の接続トラブルが起きてしまうと、進行が滞ってしまいます。
事前にシュミレーションをしてトラブルが起きないように準備することは重要ですが、万が一予期せぬトラブルが生じてしまっても臨機応変に対応できるようにあらかじめ用意しておきましょう。
例えば
- Wi-Fiは2つ以上の回線を用意し、切り替えられるようにしておく
- ヘッドセットなどは予備の機材を用意しておく
など、トラブルが発生してもすぐに対応できるようにしておきます。
配信に必要な機材をそろえておく
ライブ配信をするまでに必要な機材を取り揃えておきます。
実際のところ、内蔵マイクとインカメラがあるPCであれは追加の機材は不要ですが
- 音質が悪い(ex.雑音が入るなど)
- 画質が悪い
- 画面が暗い(ex.登壇者の表情が見えづらい)
などの理由で、参加者にストレスを感じさせると、途中で離脱されてしまう恐れもあります。
可能であれば、以下の機材は用意しておくことをおすすめします。
- 外付けマイク、もしくはマイク付きヘッドセット
- 広角Webカメラ
- リングライト
また、安定した動作のために回線速度も重要です。
以下の点を工夫するだけでも、回線速度が改善されることがあるので事前の準備に組み込んでおくとよいでしょう。
- 速いルーターに変える
- PCのメモリ圧迫を防ぐため、他のアプリケーションは閉じる
- (自宅からの配信の場合)回線圧迫を防ぐため、家族に動画やSNSのWi-Fi使用を控えてもらうようお願いする
まとめ
今回は、YouTubeでライブ配信する方法やポイントについて解説しました。
ここまで解説したきた通り、はじめてオンライン配信に取り組む学校には、知名度の高いYouTubeが最もおすすめできます。
ただし、オンラインでの配信経験がなかったり、開催してもそもそも視聴者が集まらないといった課題をお持ちの学校も多いかと思います。
その場合は、日本一の通信制高校解説チャンネルいっぺこっぺ通信を運営している弊社がオンライン配信やインタビュー動画制作のサポートのご相談を承ります。
現在、通信制高校・サポート校を運営している方のうち毎月3校限定で、30分間の無料コンサルティングを実施しておりますので、お気軽にご相談ください。(詳しくは下記をご覧ください)
学校集客の課題はぜひご相談ください
弊社は様々な媒体運営を運営してきたノウハウ・知見を活かし、学校集客・ブランディングの課題解決のサポートをさせて頂いております。
いっぺこっぺ通信を運営してきた弊社は、動画コンテンツの作成や動画を用いた効果的な訴求方法をノウハウとして蓄積しています。
本記事でご紹介したように、YouTubeを活用して集客を行う学校が増えてきています。
弊社ではそういったニーズにお応えして、リモートインタビュー動画を通常10万円、フル編集(テロップや素材を用いた編集)の場合は30万円で作成させていただいております。
例えば、以下の動画は13,706回再生されています。(2022年4月26日現在)
参考: 【ルネ高が分かる】ルネサンス高校のことをプロがあれこれ聞いてみた【通信制高校】
また、オンライン合同説明会も実施予定です。
生徒・保護者(参加者)の集客や当日の進行は、弊社が担当いたしますので、学校独自開催に比べ担当者の方の負担を大幅に軽減することができます。
現段階でも112人のユーザー様に「参加したい」とのお声をいただけているので、開催時期には300名以上の対象ユーザーを集客予定です。
「オンラインで学校説明会・合同説明会を開催したいけれど運用の仕方がわからない」という広報担当者の方は、是非一度、弊社にご相談いただければと思います。※参加費用や詳細については、お問い合わせください。
課題に沿ったWeb集客施策を展開していけば、反響率や反響の質は伸びるケースがほとんどです。
そして、全ての学校にまだまだ伸び代や改善の余地があります。
また、通信制高校・サポート校を検討する生徒・保護者に、他校ではなく自校に入学すべき理由を理解させるまでテコ入れすることで、より多くの生徒を入学希望者として獲得することが出来るようになります。
通信制高校・サポート校の数は年々増えてきているため、集客に取り組まない通信制高校・サポート校の集客は、今後学生募集がより一層厳しい環境に陥る可能性があります。
以下のような課題・お悩みにひとつでも心あたりがある場合は、学校集客やブランディングのコンサルティングのノウハウを持つ弊社に是非ご相談ください。
私たちが学校ブランディングから集客のご支援まで、サポートをいたします。
よくある課題・お悩み
- これから通信制高校・サポート校を立ち上げられる方
- 自校に合ったWebマーケティングの手法がわからない
- 悪い口コミばかり書かれてしまい困っている
- 集客が頭打ちになってしまっている
- 他校との差別化が分からなくなってしまった
- SNSでの発信が集客に結びついていない
- 新規開校したが生徒が増えない・興味を持ってもらえない
現在、通信制高校・サポート校を運営している方のうち毎月3校を対象に、30分間の無料コンサルティングを実施しております。ご参加お待ちしております。
もし現状に集客のお悩みがございましたら下記フォームよりお気軽にご相談ください。
\ 毎月3校限定! /
お気軽にお問い合わせください
以下記事では、本記事に関連する内容をご紹介しています。
合わせてお役立てください。