通信制高校の数は増加傾向にあります。
2021年度は、公立校が77校、私立校が183校と前年に比べても私立の通信制高校は、4校増えています。
また、ニーズも多様化していて、難関大学への進学を目指すコースや発達に課題を抱える生徒のためのコースなど生徒の特性に合わせたコースが目立つようになってきました。
また、生徒や保護者がSNSやポータルサイトを使って、積極的に情報を取りに行く時代でもあります。
学校運営にも、以前にましてユーザー視点が必要になってきています。
従来の集客手法とあわせて、時代のトレンドにあった集客手法を知る必要があります。
そこで、本記事では、通信制高校に役立つマーケティング手法を整理して、それぞれの特徴別にまとめました!
目次
通信制高校が活用できる集客手法
ここからは、集客施策を検討する前にやるべき競合環境の分析と従来型の集客施策をご紹介していきます。
まだ実施していない施策があれば導入を検討して集客の改善をしていきましょう。
競合環境の分析
集客手法を考える前に、まずは自校を取り巻く商圏分析を行い、戦略に落とし込んでいきましょう。
商圏分析とは、立地や競合校の分析を行い、自校の立ち位置を明確にすることです。
重要な指標としては、例えば以下のような指標があります。
- ターゲットとなる生徒の居住地域
- 保護者の平均世帯年収
- 競合となる通信制高校の数と特徴
商圏分析でどのエリアを重視したらよいかを明確にして集客施策をしていくことが、無駄なコストを掛けずに効率的に集客する秘訣です。
従来型の集客手段
これまでの主な集客手段は、以下に分類ができます。
- ホームページ
- ポータルサイト
- チラシ・新聞折込
- パンフレット
ホームページ
ホームページは、学校の第一印象を決める重要なツールです。
広告やSNS経由で訪れた学生・保護者に対して、自校の魅力や学費・入学時期といった詳しい情報を伝えられる最初に接点を持つ媒体ですよね。
ホームページにきてくれた学生や保護者は、自校に興味を持っており、更に詳細の雰囲気魅力を伝えることが出来れば、その次のステップである資料請求や学校見学、入学申し込みに繋げることができます。
学校生活、叶えられる将来像やそれに対して学校がコミット・サポートする内容を明確に打ち出します。
また、学生・保護者に疑問や不安を抱かせないために学費や学校設備、アクセス、就職実績なども詳しく伝えることも重要です。特に学費や諸費用を複雑に記載してしまうと、不信感を与えてしまうので要注意です!
ただし、ホームページ作っただけでは集客に繋がりません。
定期的にブログを更新し最新情報を発信する。
ホームページを検索した時に上位化させるためのSEO対策を行う。
これからの施策を並行して行うことで、検索エンジンから潜在的な入学者が流入することに繋がります。
SEO対策が上手くできているかどうかの指標は、検索エンジンからの集客が9割以上を占めているかが一つの基準です。
SEO対策は、長期的な施策なので、すぐに検索エンジン経由で集客をしたい場合はリスティング広告(Google広告・Yahoo!広告)の利用も検討しましょう。
ポータルサイト
集客手段としては、ポータルサイトへの掲載・提携に参画する手段があります。
学生が通信制高校の情報を集める際に、興味のある通信制高校を一覧で見て比較できるポータルサイトは、通信制高校の集客施策として考えるべき一つの手段です。
ターゲットとなる層の学生・保護者にアプローチする方法の中でも、ポータルサイトは進学への興味度合いが高い質の高いユーザーがあつまる傾向にあります。そこでまずは認知してもらい、集客することは有効な施策です。
ポータルサイトは、1資料請求あたり3,000円(税抜)で成果報酬型の料金体系になっているケースが多いです。
広告を利用して顧客獲得単価(CPA)が3,000円を上回る場合はポータルサイトの利用を検討しましょう。
ここだけの話、ポータルサイトによっては「1クリックで資料請求カートに追加」をする機能が実装されている場合もあり費用対効果が著しく低くなってしまっているケースもあります。
どちらにしてもポータルサイトへの費用はかかってしまうため、全体の集客施策のなかで、どのぐらいの割合をポータルサイトに期待するのか、費用面も含めて判断をしましょう。
チラシ・新聞折込
学生や保護者に直接渡せる広告としてはチラシや新聞折込があります。
チラシは手軽に渡せる分、すぐに捨てられてしまったり、忘れられてしまう可能性が高いという難点もあります。
また、その後の動向の追跡ができないため、費用対効果も算出するのは難しいのがデメリットでしょう。
紙面のスペースは限られますので、伝えたいメッセージを決め、興味を持ってもらう工夫をしましょう。
パンフレット
資料・パンフレットは、学生や保護者に、しっかりと魅力を伝えられる媒体です。
写真やイラストなどを大きく使い、実際の学校生活をイメージできるように資料を設計しましょう。
最近は、パンフレットもわざわざオフラインで取り寄せるのではなく、オンラインでダウンロードできるようにする学校が増えています。
デジタルのパンフレットは印刷・輸送コストが発生しないメリットもありますが、通信制高校においては実物のパンフレットの方が効果が高いようです。
実物のパンフレットだと家族みんなで見て意見交換しながら検討しやすく、まだまだ実物のパンフレットの方が需要があります。
前章でもお伝えしましたが、資料請求を、単発の施策として捉えるのではなく、認知から集客・ホームページへと繋がってきた全体の流れにおける入学への重要な行動ポイント(マイクロコンバージョン)として捉えて、常により良くなるように注力し運用してください。
通信制高校の学校案内は学校ブランディングの集大成【パンフレット・資料作成のポイント】これからの集客手段
従来型の集客手段をご紹介してきました。
ここからは、今の時代だからこそ有効な集客手段についてまとめていきます。
動画を活用したPR手法
YouTube・TikTok・Instagramリールといった動画系SNSも重要な集客施策です。動画はテキストに比べ、伝えられる情報量が多く、非常に有効な施策です。
また、今の学生は普段からYouTubeを見る人も非常に多いため、訴求先のプラットフォームとしてもYouTubeは魅力的です。
例えば、弊社が運営するYouTubeチャンネルの割合は24歳以下が50%以上を占めています。
また、最近ではTikTokが認知を広げる場所としての活用が期待されています。
YouTubeは魅力を正しくじっくり時間をかけて伝えるコンテンツ、TikTokはユニークで面白いコンテンツで認知を広げるために利用しましょう。
YouTube、TikTokどちらが入学に繋がるかというとYouTubeの方が繋がりやすいですが難易度は高くなります。
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全国の通信制高校・サポート校を調査しまとめてきた知見を活かし、通信制高校・サポート校を検討する生徒・保護者に役立つ情報を発信しています。
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入学を検討する生徒・保護者に役立つ動画構成を心がけており、貴校の動画マーケティング・ブランディングにお役に立てると存じます。
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TwitterやInstagramなどのSNS
TwitterやInstagramといったSNSの集客も定番に。通信制高校がSNSのアカウントを活用して学生を集客するメリットは以下の通りです。
まず、SNSを運用は無料で行えるので、広告費がかからないのは大きなメリットです。
また、自校の学校見学や説明会・オープンキャンパスのお知らせも自校に興味を持ってフォローしてくれている学生・保護者に対してリーチできるのも魅力です。
注意点としてフロー型のコンテンツになるため、その時SNSを見ていなかった学生・保護者に対してはお知らせが届かない場合もあります。
Twitterの場合のテクニックとしては、1日1〜2回お知らせしたいツイートを自分のアカウントでリツイート(自己RT)する方法も有効です。
Instagramの場合はストーリーに同様の投稿をすることで見てもらえる機会を増やすことができます。
SNSを活用して学生を集客するためには、各SNSごとの特徴を理解して、その特徴を活かした運用をしていくことが重要です。また運用担当者が得意(苦手意識のない)なSNSを選ぶことも重要です。
メルマガやLINEなど
メルマガやLINEなどのコミュニケーション手段もあります。
メルマガやLINEは新規学生の集客にはなりにくいですが、新規の学生・保護者との信頼関係構築をすることに向いた媒体になります。特にLINEの場合は個別のやりとりもしやすく、質問や心配ごとに丁寧に答えることで信頼関係を築くことに繋がるでしょう。
また保護者にとってはメルマガも有効です。保護者世代の方でメールアドレスを持ち合わせていない方は珍しいですし、資料請求時はメールアドレスを記載してもらうことが多いはずです。学校見学やイベントの案内は必ず流すように意識して運用しましょう。
潜在的な入学者へのアプローチ
ここまでの施策を実行したとしても、「資料請求後入学に至っていない」という生徒はどうしても出てきます。
しかし、資料請求をしているということは名前や住所、メールアドレスなどの情報は取得済みです。
入学検討者に直接アプローチできること以上に強いものはありません。
多くのご家庭は、進学先を検討する際に複数校から資料請求をしています。
ですから、届いた後うっかり忘れてしまうパターンがどうしても出てきてしまいます。
資料請求後、音沙汰がない生徒には必ずフォローをするようにしましょう。
フォローをかけることで、学校の存在を思い出してもらい、次のステップに後押しすることが期待できます!
DM(ダイレクトメール)
以前からある手法ですが、工夫次第ではメールよりもPRできる要素は多く、またメールのように「迷惑メール」のフォルダに振り分けられて届かないリスクもないため、受取人に見逃されることが少ない手法です。
メールマーケティング
メールは、マーケティングツールを使うことで、「メールを開封した」「リンクをクリックした」など受信相手の個別の行動を追跡し、指標として分析ができます。
追跡をするメリットとしては、例えば、メールを開封してもらえない場合、迷惑メールフォルダに振り分けられていて正常に届いていなケースもあります。そのような場合に、電話など別の手段でフォローをするといった対策をとることができるのが強みです。
マーケティングオートメーション
マーケティングオートメーションとは、インターネット上のやメールで得られるデータを活用して、マーケティング施策を自動化するツールです。
入学までのプロセスに最適なコンテンツを用意し、マーケティングオートメーションを活用することでマーケティング活動を効率化することが可能になります。
また、広報担当の方の人的なリソースを削減するというメリットもあります。
まとめ
今回は、通信制高校の集客手法を従来型と時代のニーズに合った手法とで分類しながら解説をしました。
通信制高校の数は、増加傾向にあるため、集客に取り組まない通信制高校・サポート校の集客は、生徒集客がより一層厳しい環境に陥る可能性があります。
ですから、資料請求から入学までいかに取りこぼしなくフォローができるかということもより一層重要になってきています。
それぞれを単発の施策として捉えるのではなく、入学までの一連のプロセスの中のひとつの手段として考えるべきです。そして、課題があるところから施策の改善をおこなっていきましょう。
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弊社は様々な媒体運営を運営してきたノウハウ・知見を活かし、学校集客・ブランディングの課題解決のサポートをさせて頂いております。
いっぺこっぺ通信を運営してきた弊社は、動画コンテンツの作成や動画を用いた効果的な訴求方法をノウハウとして蓄積しています。
課題に沿ったWeb集客施策を展開していけば、反響率や反響の質は伸びるケースがほとんどです。
そして、全ての学校にまだまだ伸び代や改善の余地があります。
また、通信制高校・サポート校を検討する生徒・保護者に、他校ではなく自校に入学すべき理由を理解させるまでテコ入れすることで、より多くの生徒を入学希望者として獲得することが出来るようになります。
通信制高校・サポート校の数は年々増えてきているため、集客に取り組まない通信制高校・サポート校の集客は、今後学生募集がより一層厳しい環境に陥る可能性があります。
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私たちが学校ブランディングから集客のご支援まで、サポートをいたします。
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- 悪い口コミばかり書かれてしまい困っている
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