生徒を獲得するための施策は、多種多様です。
若年層の注目度が高いSNSでのコンテンツ発信が生徒獲得のために重要視されている傾向にあり、TwitterやYouTubeなどの注目度が高くなっていますが、ほとんどの学校がホームページを併用しています。
生徒獲得のためにSNSや広告を利用することはもちろん有効ですが、実は学校のウェブサイトを有効活用することこそ最も重要です。
そこで今回は、実際に通信制高校・サポート校のメディアを多数運営し、通信制高校・サポート校の集客・ブランディング支援をしている当社が、通信制高校・サポート校が生徒獲得にあたり知っておくべきホームページの活用法をまとめました。
この記事では以下のような通信制高校・サポート校に有効なホームページの活用方法について解説しています。
自校のウェブサイトを効果的に活用したいけれど、やり方がわからなくて困っているという担当者の方は是非ご覧ください。貴校の学校集客プランにお役に立てば幸いです。
こんな人におすすめ
- ウェブサイトを活用したいが、何を改善すればよいかわからない
- 生徒獲得のために、ウェブサイトをもっと有効活用したい
- ウェブサイト経由での入学者数を増やしたい
目次
生徒集客のためのPRの現状
通信制高校・サポート校が生徒獲得のための重要な施策の一つとして、まず学校見学が挙げられます。
自校の魅力や強みをアピールするためには、学校見学・説明会などに実際に足を運んでもらうことが重要です。
ホームページや学校資料などの文字媒体だけでは分からない学校や先生の雰囲気を体感してもらい、学生や保護者に進学後の未来の自分を想像するために不可欠な情報を直接伝えることができる機会だからです。
学生獲得のために最も重要といえるイベントである学校見学へ学生・保護者の参加を促すために、学校では様々な広報活動を行っています。
例えば、Web広告・動画・各SNSの投稿・チラシやパンフレットなどが挙げられるでしょう。
その中でも今回は学校集客の重要な施策の一つ、「学校のホームページ(オウンドメディアを含む)」の活用方法に注目をしたいと思います。
ホームページこそ学生獲得に最も近い存在
通信制高校選びに関するアンケート調査結果によると、進路選択するにあたり、情報収集をする際、インターネットを利用している人が70%強を占めていて、2位にランクインしています。
なお、情報の集め方で一番多かったのは「学校見学・学校説明会」でした。
生徒や保護者が依然として、学校や先生の雰囲気など、インターネット上だけでは収集できない情報を重視している傾向が読み取れます。
ただし、多くの学生・保護者にとってホームページや学校の資料を見てから学校見学に参加するという流れが一般的なことを考えると、通信制高校・サポート校のホームページには、学校見学に誘導する集客導線の役割があることがわかります。
ホームページの運用やSNS・広告を使ったPR、そして学校見学の開催を単発の施策として捉えるのではなく、認知から集客・ホームページへと繋がってきた集客導線における入学への重要な行動ポイント(マイクロコンバージョン)として捉えて、各施策を結びつけて考えることが重要です。
その中でも、ホームページによる情報発信やブランディングは、学生に学校を認知してもらうために必要不可欠な施策の一つであると言えます。
ホームページの活用度を上げる
前章で見てきた通り、多くの学生や保護者が情報収集のためにアクセスするホームページですが、どれだけ有効に活用できているでしょうか。
ここからは、ホームページを運用する上で気をつけるべきポイントを解説します。
入学希望者になる可能性のある学生の97%が「申し込みをしない(存在を明かさない)」という現状
ホームページ上で、学校見学・説明会などのイベントや資料請求などの申し込みを受け付けている場合、見落としがちなポイントがあります。
それは、「申し込みをしないままサイトから離脱している(匿名状態の)学生」の存在です。
SATORI社の調査によると、ホームページにアクセスしたユーザーの約97%は問い合わせや申し込みをすることなくサイトから離脱しています。
つまり、仮に1000人の学生が自校のホームページを閲覧しに来た場合、学校見学の予約や資料請求の申し込みをしていない学生は970人いるということになります。
広告費をかけてイベントの告知をしたり、SNSへの投稿によって学生や保護者に興味を持ってもらえても、97%もの学生が行動を起こさないままでは、学校見学などで体験してもらえるはずの学校の雰囲気や他校との違いなどを伝えることができません。
まずは、ホームページを活用するにあたって、ホームページを訪れた学生や保護者が申し込みしやすい導線を整えていく必要があります。
上の図のように各数値を洗い出すと自校の集客がどのフェーズで躓いているのかが見えてきます。
その上で、課題を見つけて対策を打ち出しましょう。
- そもそも入学につながる学生のアクセスなのか
- ホームページに必要な情報が網羅されているか
- 学校見学や説明会等のイベントは参加したいと思える内容か
- サイトからの離脱が多くないか
- 予約フォームが使いやすいか
- サイトはスマホ対応しているか
データの分析で申し込みが増えるホームページに
ホームページに来た学生が申し込みをする確率を今よりも高めることは、データを活用する(データドリブンマーケティング)ことで実現が可能です。
自校のホームページにマーケティング用のデジタルツールを連携し、顧客のデータを収集し分析をすることで、学生や保護者のニーズに自動で応じる事を可能にし、学校見学等に申し込むまでの各フェーズをデジタルツールの力でサポートしていくのです。
改善の流れ
1.どこの数値に改善ポイントがあるのか、分析ツールを用いて調べる
2.なぜその数値になっているのか、要因を分析し仮説を立てる
3.施策の実行・検証を行っていく
ホームページに訪れた学生が、どの広告から流入したのか(認知経路)、どんなページを、どのくらいの頻度や持続時間で閲覧したか(興味・温度感)、などの情報をデータとして収集することで、学生ごとの興味や温度感を把握できることが特徴です。
そして、興味・温度感に応じて、学生の現在の入学検討状況を予測し、その検討段階を前進させるための情報を必要としているユーザーへ適切に届けることで、資料請求や学校見学の予約など次の段階につなげていくことを可能にします。
このようなデジタルツールは、「マーケティングオートメーション」と呼称されていて、近年では学校の集客においても使われ始めています。
マーケティング用語として「バケツの穴理論」という言葉があります。
生徒という水を、自校のバケツに注ぎ込んでも穴が空いていればどんどん生徒は穴から流れ出てしまうわけです。
ホームページは最初に学生・保護者と接点を持つポイントです。
ここでターゲットとなる学生・保護者の不安を払拭し、魅力を訴求できるようにバケツの穴をできるだけ塞いでおく必要があります。
通信制高校は数ある学校の中から好きな学校から選ぶことができるという特性があるため、ホームページ上で学生に魅力を感じてもらえなければ、学校見学に来校してもらうことすら難しくなってしまいます。
せっかく時間も労力もかけて広告やSNS等の施策を実行したが、それに見合った成果を得られなかったのでは本末転倒です。最短距離で効果を得るために、一番効果が大きいところを優先して改善しましょう。
申し込み数を増やすには「匿名のユーザー」に注目
「1000人のうち970人がホームページから離脱している(問い合わせや申し込みをしていない)」という状況を改善し、学校見学等への申し込み人数を増やしていくためには、ホームページに訪れたすべての学生に対し、マーケティングツールを用いたデータの分析を行っていく必要があります。
ここで重要なのが、「匿名ユーザー」に対してもアプローチが可能なマーケティングオートメーションツールを使うことです。
マーケティングオートメーションツールは多数存在していますが、そのうち全てが「匿名ユーザー」の分析に対応している訳ではありません。
約97%がアクションを起こさないままサイトから離脱しているという課題を解決するためには、この「匿名ユーザー」へのデータ分析に対応したマーケティングオートメーションツールを選択することが必須です。
「匿名ユーザー」とは、その名の通り、「匿名状態のまま申し込みしていない人」のことを指します。
ユーザーが申し込みや問い合わせ等のアクションを起こすまでは、名前も連絡先もわからない不特定な人物であることから「匿名ユーザー」と呼ばれています。
この「匿名ユーザー」は、ホームページへの訪問者の大多数(全体の97%)を占めるため、この不特定な潜在層に対してデータドリブンマーケティングを実施することで検討段階を前進させ、学生や保護者が学校見学等の申し込みに進みやすい導線を築いていくことが重要です。
その結果、申し込みや問い合わせ数を今より増やしていくことができます。
まとめ
今回は、通信制高校・サポート校がホームページを活用し、生徒獲得につなげていくためのポイントを解説しました。
より多くの学生に自校の魅力を発信し、入学へとつなげていくために、データを活用したホームページの運用が求められています。
通信制高校・サポート校の数は年々増えてきているため、集客に取り組まない通信制高校・サポート校の集客は、今後学生募集がより一層厳しい環境に陥る可能性があります。
そのような状況に陥らないようにするためにも、匿名のユーザーをいかに入学希望者へと変えられるか考えながら集客をしていきましょう。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
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課題に沿ったWeb集客施策を展開していけば、反響率や反響の質は伸びるケースがほとんどです。
そして、全ての学校にまだまだ伸び代や改善の余地があります。
また、通信制高校・サポート校を検討する生徒・保護者に、他校ではなく自校に入学すべき理由を理解させるまでテコ入れすることで、より多くの生徒を入学希望者として獲得することが出来るようになります。
通信制高校・サポート校の数は年々増えてきているため、集客に取り組まない通信制高校・サポート校の集客は、今後学生募集がより一層厳しい環境に陥る可能性があります。
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よくある課題
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- 悪い口コミばかり書かれてしまい困っている
- 集客が頭打ちになってしまっている
- 自校の差別化が分からなくなってしまった
- SNSでの発信が集客に結びついていない
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