本記事では、文科省が定義した「通信教育連携協力施設の類型について」解説します。不明点は実際に文部科学省に問い合わせ確認いたしました。
以下のような方はこの記事をご覧頂けると参考になるはずです。
- サポート施設とその他の施設の違いを理解したい
- 通信教育連携協力施設の類型について理解したい
目次
通信教育連携協力施設の類型とは
通信教育連携協力施設の類型は文部科学省が作成した以下の図解・PDFファイルのことです。
実施校と通信教育連携施設について
実施校と通信教育連携施設について解説し、全国にある通信制高校・サポート校を例に紹介します。
実施校とは
実施校は通信制の課程を置く高等学校のことです。
例)N高校学校沖縄伊計本校、クラーク記念国際高等学校北海道本校、ルネサンス高等学校(茨城県大子町)、ヒューマンキャンパス高等学校名護本校、飛鳥未来高等学校奈良本校など
分校とは
分校は実施校専用の施設として設置する添削指導・面接指導・試験のための施設のことです。(〇〇学習センター・〇〇キャンパス)
例)クラーク記念国際高等学校鹿児島キャンパス、
協力校とは
実施校の行う面接指導・試験等に協力する他の高等学校
例)鹿児島県立開陽高等学校の協力校(頴娃高校・川辺高校・川内高校・出水工業高校・大口高校・志布志高校・鹿屋高校・種子島高校・屋久島高校・大島高校・喜界高校・徳之島高校・沖永良部高校・与論高校)
北海道有朋高等学校(函館中部高等学校、松前高等学校、北海道江差高等学校など道内32校の公立高校が協力校)
技能教育連携施設とは
所在する都道府県の教育委貝会の指定を受けた技能教 育のための施設で、 実施校の行う面接指導・試験等に協 力する施設(企業内訓籍蓑校、 高等専修学校等)
例)大阪情報コンピュータ高等専修学校、千葉モードビジネス専門学校高等課程、東朋高等専修学校、野田鎌田学園横浜高等専修学校、興学社高等学院など
他の学校等の施設とは
実施校の面接指導試験等を実施するために借用する他の学校等の施設
例)大学、 専修学校、高等専門学校など
サポート施設とは
実施校に在籍する生徒に対して学習面や生活面での支援等を行うものとして実施校・設置者が連携を認める施設
例)トライ式高等学院、おおぞら高等学院、ASO高等部、Wam高等学院、中央高等学院、青山ビューティ学院高等部 など
その他の施設とは
学校教育活動とは直接関連があるものではないが、実施校・設置者が連携を認める施設
例)吉本興業高等学院、渡辺高等学院、EXPG高等学院など
通信教育連携協力施設の類型についての疑問
ここでは、通信教育連携協力施設の類型についての疑問を紹介していきます。随時不明点があれば追記していきます。
サポート施設とその他の施設の違いは?
サポート施設とその他の施設については以下のように記載があります。
サポート施設 (学習等支援施設) | 実施校に在籍する生徒に対して学習面や生活面での支援等を行うものとして実施校・設置者が連携を認める施設 |
その他の施設 | 学校教育活動とは直接関連があるものではないが、実施校・設置者が連携を認める施設 |
「学校教育活動とは直接関連があるものではないが、実施校・設置者が連携を認める施設」
の定義がイマイチ分かりにくかったため、文科省に問い合わせ確認をしました。
「サポート施設」と「その他の施設」の区別を文科省に確認しました。
— 小谷良太@通信制高校研究家|(株)GoodWeather代表 (@ippecoppe_blog) April 15, 2022
サポート施設 = レポートの支援等学習・生活面の支援をする施設・サポート校が該当
その他の施設=レポートの支援等学習・生活面の支援をしない施設・サポート校が該当(例えば芸能・エンタメ・ビジネス特化等)
ということでした pic.twitter.com/nlEuIumBsA
サポート施設 = レポートの支援等学習・生活面の支援をする施設・サポート校が該当
その他の施設 = レポートの支援等学習・生活面の支援をしない施設・サポート校が該当(例えば芸能・エンタメ・ビジネス特化しているサポート校等)
このような括りになります。
サポート校だったらすべてが「サポート施設に該当するわけではありません」
レポートの支援等学習・生活面の支援をするか?しないか?が見分けのポイントになります。
まとめ
ご覧いただきありがとうございました。随時不明点があればコンテンツを追記していきます。